02. 音声ペン

音声ペン:音声認識結果を手書き文字入力で利用できる新たなペン入力インタフェース

  1. 栗原一貴
  2. 後藤真孝
  3. 緒方淳
  4. 五十嵐健夫

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長 い文をペンで手書きすることは煩雑な作業である.この作業を効率よく行うため予測手書き入力を提案する.これはペンで文字列を書き始めると,それに続く可 能性のある文字列リストが提示され,ユーザがそれらを選択することで残りの手書き作業を省略できるというものである.我々は手書き文字のマルチモーダル入 力システム「音声ペン」を開発した.これは音声認識と文字認識を組み合わせた予測手書き入力システムであり,講義やプレゼンテーションにおける講演者の板 書作業を支援するものである.さらに講演者の音声認識結果を聴衆と共有することで,聴衆のノート取り作業にも同様の予測手書き入力が可能である.小規模な ユーザスタディにより,システムの有効性を示唆する結果と更なる改善に向けてのフィードバックが得られた.

発表文献

  • 栗原一貴, 後藤真孝, 緒方淳, 五十嵐健夫, "音声ペン:音声認識結果を手書き文字入力で利用できる新たなペン入力インタフェース," コンピュータソフトウェア ,Vol.23,No.4(2006), pp.60-68. PDF
  • Kazutaka Kurihara, "A Study on Software Tools for Flexible Presentations," Presented at The ACM Symposium on User Interface Software and Technology Doctoral Symposium (UIST 2006). PDF
  • Kazutaka Kurihara, Masataka Goto, Jun Ogata and Takeo Igarashi, "Speech Pen: Predictive Handwriting based on Ambient Multimodal Recognition," Proc. of ACM SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems(CHI'06), pp.851-860, 2006. PDF
  • 栗原 一貴, 後藤 真孝, 緒方 淳, 五十嵐 健夫, "音声ペン:音声認識結果を手書き文字入力で利用できる新たなペン入力インタフェース", WISS 第13回 インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ, 2005, pp.105-110. PDF

© 栗原一貴